今回は、アクアアレゴリアのオランジェソレイヤのレビューです。
いつかはゲランの香水を…と密かに憧れていたのですが、ひょんなことからリーズナブルにアクアアレゴリアを手に入れてしまいました。
湿度90%越えのジメジメした環境でも爽やかに香ったオランジェソレイヤは、亜熱帯気候になりつつある日本の夏にピッタリです。
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アクアアレゴリア オランジェソレイヤ|ゲラン
オランジェソレイヤは、香水で有名なゲランが展開するアクアアレゴリアのバイブラント シトラスシリーズです。
アクアアレゴリア・オランジェソレイヤの基本情報をまとめました
正式名 | AQUA ALLEGORIAオランジェ ソレイヤ |
種類 | オーデトワレ |
容量:料金 | 75ml:14,520円 |
調香師 | デルフィーヌ・ジェルク (ティエリー・ワッサー) |
発売年 | 2020年 |
メインの香り | ・シトラス ・スパイシー ・グリーン |
性別 | ユニセックス寄り |
オランジェソレイヤは、リアルなブラッドオレンジの香りが特徴です。
甘さは少なく、苦みを感じられる香りなので、よりリアルな果実感を感じることができます。
オーデトワレのため、香りの拡散性や持続性は強くないです。
そのため、仕事でも比較的纏いやすい香水だと思います。
アクアアレゴリア|オランジェソレイヤ香りの構成
オランジェソレイヤの香りの構成は以下のとおりです。
【トップノート】
<ブラッドオレンジ>
普通のオレンジよりも酸味は抑えめ甘いですが、少し苦みを感じられる香りです。
<ベルガモット>
柑橘の爽やかさとフローラルな軽やかさが特徴の香りです。
紅茶のアールグレイの香り付けにも使われています。
<ピンクペッパー>
果実を思わせる甘みと酸味を持ちながら、ピリッとした刺激のある香りです。
【ミドルノート】
<ミント>
清涼感のある爽やかな香りが特徴です。
<プチグレイン>
プチグレインとは、ビターオレンジの木の葉と緑の小枝から抽出される香りのことです。
柑橘系特有の爽やかな香りだけでなく、植物から感じられる渋みや苦みも持ち合わせています。
【ラストノート】
<ムスク>
本来はジャコウジカの香りのことです。
現在は、合成香料が一般的になっています。
<トンカビーン>
トンカビーンとは、トンカという樹木の種子を乾燥させたものです。
香りは、桜餅を食べた時の匂いとも言われ、温かみのある甘さを感じられます。
アクアアレゴリア オランジェソレイヤのレビュー
オランジェソレイヤの全体的な香りの印象として、鼻を突き抜けるような爽やかな残り香が特徴です。
ドラマチックな香りの変化は感じられず、形を変えて柑橘系の香りが続きます。
オランジェソレイヤは、湿度の低いヨーロッパの夏に似合う香りです。
トップノート
ブラッドオレンジのジューシーな香りが前面に出てきます。
忖度抜きで、本物のブラッドオレンジの香りです。
明るくて軽やかな香りですが、ジューシーさだけでなく苦みも前面に押し出されます。
ピンクペッパーのピリッとした香りが全体を引き締めてくれています。
無垢な少女がまとう香りというよりは、自立した女性がバカンスで身にまとう香りに近いかもしれません。
ミドルノート
前面に押し出されていた苦みは早々に脇役になり、ミントの清涼感のある残り香が印象に残ります。
炭酸のような後味スッキリ系です。
だんだんブラッドオレンジ100%の香りから、ベルガモットや葉などの青っぽさも混じった香りに移行していきます。
とはいえ、わりと柑橘系を軸としたシンプルな香りです。
ラストノート
しっかりオレンジやベルガモットがいるものの、爽やかな香りに加えて、トンカビーンやムスクの甘い香りがふんわりと混じってきます。
ムスクやトンカビーンが入っていますが、ベースは柑橘系なので甘々な香りに変化するわけではありません。
隠し味程度に、柑橘系の香りに甘さの奥行をプラスした程度です。
薄っすら苦みのある香りがするので、最後までリアルな果実を感じられます。
オランジェソレイヤの個人的な感想
柑橘系の香り大好き人間としては、すごく好みの香りでした。
想像以上にリアルな果実感なので、香水としての柑橘系の香りをイメージするとビックリするかもしれません。
また、オランジェソレイヤの特徴である果皮の苦みが苦手と感じる人もいるでしょう。
ただ、苦みは早々に脇役になるので、個人的には気になりませんでした。
むしろ、この果実感たっぷりな苦みが朝の目覚めに丁度いいです。
寝起きに飲む、しぼりたてオレンジジュースという感じ。
ゲランの香水をリーズナブルに購入できた理由
アクアアレゴリアのオランジェソレイヤを9,000円台で購入できた理由は、沖縄の免税店で購入したからです。
2022年になってからアクアアレゴリアシリーズは値上げされたらしいので、もしかしたら値上げ前の商品が残っていた可能性もありますが…。
14,520円の香水を9,100円で購入できたのはラッキーでした。
デパコス系やハイブランドの香水を狙っているなら、免税店で購入する方法もおすすめです♡
メルカリでも安く出品されているようですが、偽物が横行しているらしいので直営店か免税店で購入するのが安心かと。
安く購入しても偽物なら、安物買いの銭失いですからね。
免税店なので必ずしもお目当ての商品が置いてあるとは限りませんが、リーズナブルに購入したいなら旅行まで待つのもひとつの方法かと思います。