【Hermès】ナイルの庭香水レビュー&制作秘話|夏にピッタリ
昔に流行った、ナイルの庭の香水レビューをしてくよ! ガンガンに暑い夏は、個人的に香水を付けない一択なんですけど、久しぶりにエルメスのナイルの庭を身に纏ったら素敵な香りすぎたので紹介します。 爽やかで尾を引かない香りなので、湿度の高い日本の夏にもピッタリです。 もはや夏香水の定番とも言える、エルメスのナイルの庭について制作秘話も併せて紹介します♡

エルメスの庭シリーズ香水|ナイルの庭について

エルメスの庭シリーズ香水|ナイルの庭について
エルメスの庭シリーズ香水のなかでも人気の高いナイルの庭は、2005年にシリーズ第二弾として発売されました。 庭シリーズは以下の6種類から構成されています。
  1. ラグーナの庭
  2. ナイルの庭
  3. 李氏の庭
  4. 屋根の上の庭
  5. モンスーンの庭
  6. 地中海の庭
ナイルの庭はその名の通り、ナイル川の青いマンゴー果実からインスピレーションを受けています。 エルメスの香水ナイルの庭の基本情報を以下の表にまとめました。
正式名 Un Jardin Sur Le Nil(ナイルの庭)
種類 オードトワレ
容量:料金 30ml:8,800円 50ml:12,870円 100ml:18,150円
調香師 ジャン=クロード・エレナ
販売年 2005年
メインの香り ・シトラス ・フローラル ・グリーン
性別 ユニセックス
調香師であるジャン=クロード・エレナは、南エジプトの玄関口の都市アスワンや、ナイル川沿いの豊穣な地を「ナイルの庭」で表現しました。 しかし、彼はナイル川のありのままの姿を香水で再現したわけではありません。 現地で出会った自然の香りを独自に解釈したうえで、「ナイルの庭」という香水に再構築しています。

ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水

ナイルの庭を調香したジャン=クロード・エレナは、以下のように語っています。
「グリーンと植物の匂い。水と砂の匂いからみずみずしさを新たな解釈で表現しました」
  このように、ナイルの庭は、砂漠の様子や豊穣な土地の様子を上品に表現しています。 さっそく、ナイルの庭の香りの構成を3つにわけて見ていきましょう。

トップノート

ナイルの庭をまとった瞬間に強く香るのが、グレープフルーツです。 同時にグリーンマンゴーの瓜のような青っぽさも香ってきます。 <グレープフルーツ>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
柑橘の酸味のある香りとグレープフルーツ独特の苦みが特徴です。 <グリーンマンゴー>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
熟したマンゴーの甘い香りではなく、熟れていない瓜っぽい香りがします。 <トマトの葉>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
農業と縁のない私はトマトの葉の香りが分からないのですが… トマトの葉は、セロリの葉のような青っぽい香りとトマト果実が混ざったような香りがするようです。 <人参>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
ナイルの庭ではニンジンの実の部分よりも、葉の香りがする気がします。 ニンジンの葉は、ニンジンそのものの香りと鼻に抜ける独特の青っぽい香りがします。(トマトの葉と似たような説明…語彙力…)

ミドルノート

グレープフルーツのサッパリさと苦みは早々に薄れて、フローラル系の香りが出てきます。 フローラルの香りなんだけど、透明感や涼しさを感じられる不思議な香りです。 背後にグレープフルーツの苦みとは異なる苦みや酸味が薄っすら感じられます。 <ロータス(蓮)>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
蓮に香りがあることを今知りました。 とはいえ、お香や化粧品などで蓮の香りをイメージしたものは沢山販売されています。 多くが華やかで甘い香りですが、実際はどうなんでしょう。 <ブラッシュ(い草)>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
い草は、樹木のような草のような自然を連想させる香りです。 草木よりも奥行のある香りがします。 <オレンジ>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
柑橘系のさっぱりとした甘さが特徴です。 ジューシーさとサッパリ感を兼ね備えているため、夏向きといえるでしょう。 <ヒヤシンス>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
他の花と比べて、青っぽさのある甘い香りが特徴です。 そのため、ヒヤシンスの香りは「グリーンノート」と呼ばれるほどです。 <ピオニー(芍薬)>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
ピオニーは、 「5月のバラ」と形容されるほどバラと似た香りがします。 バラよりも瑞々しく爽やかなので、濃厚で甘いフローラルの香りが苦手な人でも安心して身に着けられます。

ラストノート

最後はパウダリーな香りです。 ただ、いわゆるパウダリーではなく、背後に清涼感を感じられます。 きっとこの清涼感はアイリスとお香かな。 <ムスク>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
ムスクは、本来ジャコウジカの香りのことを指します。 個性の強い香りのため、「広がり」と「奥行き」を持たせられるのが特徴です。 <アイリス(イリス)>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
アイリスは、石鹸のような香りです。 香りに清潔感をプラスしてくれます。 徐々に、ドライなパウダリーの要素も見せてくれるのが特徴です。 <インセンス(お香)>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
インセンスはお香の香りと言われますが、煙たい香りが特徴です。 お香を焚いたときの焦げと苦みのある香りと、お香独特の甘くてドライな香りがします。 <ラブダナム>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
ラブダナムとは、芳香性の濃い茶色から緑色がかった含油樹脂のことです。 樹脂のため、スモーキーかつウッディな香りがします。 <シナモン>
ナイルの庭香りの構成|HERMÈS香水
シナモンとは、スクノキ科の常緑樹の皮を乾燥させたものです。 甘い香りだけでなく、独特のスパイシーな香りが印象的です。

エルメスの香水・ナイルの庭の香りレビュー

ざっくりと自分の鼻で感じたナイルの庭の香りの印象をレビューしていきます。

ナイルの庭のトップノート

香水をプッシュした瞬間にグレープフルーツのフレッシュな香りが前面に出てきます。 ただグレープフルーツの単純な香りだけではありません。 サラダのようなフレッシュなグリーンも一緒に感じられるため、うっそうとした植物たちを連想できるのも特徴です。
これが、調香師のいう「グリーンと植物の匂い」だと分かるよ!

ナイルの庭のミドルノート

身に纏ってからしばらく経つと、フローラルの甘い香りが顔を出してきます。 ただ、甘いだけでなく、背後にオレンジの酸味やヒヤシンスの青っぽさが混ざるので、水辺を思い出させるような清涼感のある香りです。 火照った身体を冷やしてくれる、冷感のある香りという感じ。 徐々に水っぽさは失われ、アイリスによる石鹸の香りがメインになります。 前面に出てくるのはアイリスですが、薄っすらとウッディな香りがするので、ちょっと神秘的なのも良き。

ナイルの庭のラストノート

最後は、完全にドライでパウダリーな甘い香りに変化し、砂漠と中東独特の甘さをイメージさせます。 とはいえ、砂漠を意識したのか、尾を引かない香りなので甘い香りで酔うことはないです。 全体を通して清涼感があるため、湿度の高い日本の夏に向いている香りだと思います。

エルメスの香水・ナイルの庭の制作秘話

エルメスの香水・ナイルの庭の制作秘話
調香師ジャン=クロード・エレナは、ナイルの庭を制作するにあたり、実際にナイル川の近くのホテルに滞在したそうです。
ナイル川の岸辺に位置する高級ホテルで、オリエント急行殺人で有名な作家アガサ・クリスティも滞在したらしい…!
エジプト南部の都市アスワンでナイル川のほとりの匂いや、グリーンマンゴーにインスピレーションを受けて制作されました。 アスワンのナイル川近くの島の庭を散歩しているときに、マンゴーを触れたときの様子がトップノートで再現されています。 ナイル川にあるマンゴーの並木道や五月という季節、酸味のある匂いや優しい匂いなどを全て盛り込んだ香りがナイルの庭なのです。

エルメスの香水・ナイルの庭をリーズナブルに購入するには?

前回のゲランの香水に引き続き、今回のナイルの庭も免税店で購入しています。 出張土産で複数の香水がセットになった商品をもらいました。 ナイルの庭は爆発的な人気を誇ったため、通販でも格安で売られていることが多いです。 しかし、偽物である可能性は否めないので、免税店か直営店で購入する方法が最も安全で質の良い香水を手に入れられると思います。 偽物を纏って「いい香りじゃないな…」と感じるのは悲しいので、旅行に出掛ける機会があるなら免税店で香水を購入しましょう。

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