そろそろピシッとした空間で、美味しいものが食べたいぞ!
お互いの誕生日も結婚記念日もコロナでスルーしたんだから、このタイミングで合同お祝いだ!
ということで、ガストロノミー中華に行ってきました。
苦楽園でマダムに人気のお店が、グッドネイチャーステーションという商業施設内に移転してきたそうです。
いつか行きたいなと思っていたレストランに満を持して行ってきたので感想をば。
Contents
苦楽園から京都グッドネイチャーステーションへ移転!ベルロオジエ
元々ベルロオジエは、苦楽園で人気のお店だったそうです。
2019年の秋にグッドネイチャーステーションという商業施設の中に移転オープンしました。
グッドネイチャーステーションの2Fは気合の入ったレストランフロアになっています。
ベルロオジエ以外のお店も、既存の料理に囚われないような先鋭的な印象があるレストランばかりです。2Fはどのレストランも予約のみなんじゃないかな。
グッドネイチャーステーションがオープンした直後の人がごった返している時期でも、2Fは凛とした雰囲気を放っていました。
ちょっと暗いから、人によっては「まだ開業してないのかな?」と思う人もいるかも。
中華のようなフレンチのような ベルロオジエ
ガストロノミー中華と評されることが多いベルロオジエですが、シェフは広東料理一筋の人だそうです。
ホテル日航大阪からキャリアをスタートしています。
しかし、見た目も味わいの複雑さも全てが私の想像している中華とは違いました。
というか、店構えからして今までの中華のイメージをぶっ壊していきます。
お店の外観を撮影するのを忘れてしまったのですが、真っ黒で鉄格子の門を開けなくてはいけません。
外からは店内の様子は全く分からないようになっており、まるで隠れ家バーのような佇まいです。
ベルロオジエのメニューと店内
私たちはランチで7,000円のコースで予約しました。
ベルロオジエは、コースのみの提供です。
ランチ(約10皿)
・7,000円コース
・12,000円コース
ディナー(約14皿)
・15,000円コース
・20,000円コース
実はですね、我々は小食なのですよ。
付き合ってるときに行った旅館で仲居さんに叱咤激励されるレベル(!)だったので、ランチで7,000円のコースでも十分でした。
というか、途中から私は食べきれなくなってしまって…夫に食べてもらったのです。。
お行儀が悪くて…本当にすみません。。
ベルロオジエの店内はオープンキッチン
店内は想像していたよりもこじんまりとしています。
多分6~7テーブルかな。
オープンキッチンなので、スタッフさんが真剣に作業している様子が見えます^^
真剣に働いている人の料理を食べられるなんて嬉しい。料理人、カッコいいですよね。
オープンキッチン大好きマンなので眼福です。
私たちが伺った時には、先客が1組。私たちの後には、もう1組来ました。
さて、次から料理と感想をバンバンいきましょう~♪
ベルロオジエ 7,000円のガストロノミー中華(プロローグ)
店内はけっこう薄暗くて、写真を撮っても美味しそうに見えない(涙)
というわけで、肉眼で見えたイメージに近づけて加工してるので、写真によって雰囲気が違うかも。
席に着席すると、ナフキンがバラ?蓮?のようにセッティングされています。
隣には箸と箸置きが。箸置きにはくぼみがあって転がらないようになっています。
凛とした雰囲気が漂っています。うーん。この食事を待っているときのこの感じ好き。
1.前菜とドリンク
ドリンクは、夫が小麦?のビールを、私は凍頂烏龍茶を頼みました。
お茶はちゃんとお茶の葉と説明付きで選ばせてくれます。
ビールを注ぐのも、ちゃんと泡が立つように注いてくれますよ。飲めない私でも、泡がまろやかに見えて「美味しそうだな~」と感じるほど。
グラスはどこのだろう?スガハラ??
お茶は、凍頂烏龍茶・ジャスミン茶・プーアル茶・あともう一個なんだっけ。。確か4種類の中から選んだはずですが、失念。
ポッドが先鋭的なデザインです。でも使いづらそう笑。
さてさて。前菜が来ましたよ。
まさかの!デザートのような前菜です。カトラリーはクチポール。
手前のチョコレートのように見えるものは、アユの内蔵をすりつぶしてココア(たぶん)パウダーをまぶしたもの。
魚内蔵独特の苦みとクリーミーな味わいとココアパウダーがいい感じに合うー!これは美味しい。
奥のエスプレッソを模したものは、アユの内蔵スープ。
スッキリしつつも、結構濃い味わい。内臓独特の苦みが後味にひく感じ。
ベルロオジエの世界観!怒涛のガストロノミー中華づくし!(前編)
ここのお店に伺ってから、まる一ヵ月空いてしまったので順序の記憶がない。。順序がおかしかったらごめんなさい。
たぶん、以下の順番で出てきたはず。
さぁさぁ見ていきましょ。
前編1.コーンづくしのお皿
2皿目は、コーンづくしのお皿です。
ビジュアルが凝ってて、テンション上がるぅぅ~!
一番奥のタルト風から右回りに解説いくで。
- タルト風生地
- コーンに刺さった揚げ物
- スプーンに乗ってるジェラート
- エスプレッソ風コーンスープ
1のタルト風の生地は、シュウマイの皮で作られたタルト。クリームはコーンクリームで濃厚かつ甘い。上はウニだったかな。クリーミー×クリーミーなので、間違いない。
2のコーンに刺さった揚げ物が…食べるのが大変だった記憶だけで、味の方は…なんと失念。でもこのお皿に乗っているものは、全てコーンなので、トウモロコシの揚げ物かと。
3のスプーンに乗ったジェラートとは、もちろんコーンのジェラートです。すっごいトウモロコシだった!笑。穀物感を感じられるジェラートなので、これは食べてみて欲しい。しかも、スプーン一杯分というのが、丁度いいです。そのくらい濃厚かつ穀物感があるので!
4のエスプレッソ風コーンスープは、想像以上のコーンスープです。濃厚ね。もはや生クリーム飲んでるみたい(言いすぎ)
あ!ちなみに、真ん中のコーンは生なので食べられませんよ。
前編2.孤高のコロッケのお皿
次は、コロッケです。しかし、既にお分かりのように我々が想像する形で出てこないのがベルロオジエの世界観です。
ではどうぞ。
こんな孤高のコロッケ見たことがありません(真顔)
でも、味は素直なコロッケでした。キャベツ感が強いので、揚げ物ですがスッキリ食べることができます。
ビジュアルは独特ですが、味自体は素直なので箸休め的な感じなのかな?(揚げ物だけど)
前編3.餃子に見えない餃子
次は、中華でおなじみの餃子です。
ベルロオジエが作る餃子は、このような形になりました。
死ぬほどオシャレね。
上に乗っている青のりみたいな粉末は、ニラを凍らせて粉砕させたものです。
口に含むとしっかりニラでした。生のニラより香りはまろやかだったけど。
しっかり上から見てみるとこんな感じ。
ニラのかき氷の下は、餃子の皮と餃子の中に入っているべき餡がいます。餃子餡はとろみがあって、あんかけお肉みたいでした。
しかも、そのお肉は結構脂身が強め。そこはやはり中華ですね。
かき混ぜて食べると、確かに餃子です。
でも、上部は冷たくて中段はパリパリ、下部はとろとろの熱々で、食べていると脳が混乱する!笑。
メインまでビックリ!ベルロオジエのガストロノミー中華(後編)
ここまでのお皿がどれも濃厚だったこともあって、結構お腹にたまってしまった私。
前菜から濃かったですからね。
しかし、まだまだお料理は続きます。
さらに、最後のご飯もの&花巻パンは、お腹いっぱいで写真をとるのを忘れていたという…( ^ω^)
順序は本格的にめちゃくちゃになりますが、お許しを。
後編1.あゆのお皿
あゆのフリットのお皿がきました。
骨もポリポリ食べられて美味しい~!
あゆを支えている奥にあるものは、春巻きだったかな。
見た目に反して、ボリュームのある一皿でした。このお皿は、比較的素直な見た目通りの味です。
後編2.なすのお皿
なすがメインのお皿です。
このお皿は、ナスとお肉で構成されています。
この茶色の粉末は何だと思います?
これは、焼きナスの皮を凍らせて粉砕したものです。食べると焼きナスの香ばしい香りが鼻を抜けます。
お肉の脂身が強いのですが、焼きナスのかき氷がいい感じに中和してくれます。
後編3.おこわのお皿
おこわのお皿が来ましたが、これはメインの締めではありません。
でもこれは出汁がきいていて美味しかった。
が、上のメレンゲが濃くてお腹いっぱいの私にはきつかった…おこわだから結構お腹にたまるのよね。
死ぬほど美味しかったのに、お腹いっぱいで食べきれず後悔の一皿。
後編4.ポークのお皿
メインであるポークのお皿です。
お腹いっぱいすぎて、ここから本格的に記憶がない( ^ω^)・・・
油は良いものをつかっているのか(当たり前)胃もたれはしません。
後編5.チャーハンのお皿
写真はありませんが、最後はチャーハンでした。
このチャーハンが死ぬほど美味しかったです。
そして、コースの途中で出てくる花巻パンがフワフワでほんのり甘くて美味しいので是非。
おかわりもできますよ。とはいえ、お皿の数が多いのでおかわりできる人は限られるような気がしますが。
花巻パンは蒸されて出てくるので、早めに食べるのが吉!でも、小食な人は花巻パンでお腹いっぱいになるので要注意です!笑。
デザートも凝ってて楽しい!ベルロオジエのデザート
ベルロオジエのデザートも凝っているので、最後までワクワクしますよ。
デザートは2皿出てきます。
そして最後の最後のサプライズもありました。
デザート1.マンゴープリン
まず最初に出てきたのは、マンゴープリンです。
でも、一般的に想像されるマンゴープリンとは違うよ。
ピンクの粒状のものは、グレープフルーツのソルベです。
一番下の黄色がマンゴープリンね。その上に色々乗っているのが、ベルロオジエのマンゴープリンです。
マンゴープリン自体がクリーミーで濃厚なので、上に乗っている酸味のあるソルベで中和してくれています。
とはいえ、サッパリという感じではないかな。
超濃厚なデザートが濃厚で色々な味がするデザートに昇華された感じです。
デザート2.岩を模したデザート
次に出てきたのが、岩を模したデザートです。
どれが食べられるのか分からないのが面白いですよね。炭を使って黒くしたデザートのようです。
食べられるデザートは1人で5個あります。見つけられますか~~?
これは、お腹いっぱいだったのでお土産にしてもらいました。
デザート3.サプライズプレート
最後まで好奇心を刺激されるコースだったのですが、最後にサプライズプレートが。
わーーい!嬉しいな。しかもプレート可愛い~♡
これは洋ナシのムースだったかな。
クールでモダンなコースだったのに、最後はこんなに可愛いお皿で締めくくるなんて♡
しかも細部まで凝ってて嬉しい。チョコのデコレーションで花束を書いてくれていたりと華やかなサプライズプレートでした。
サプライズ続きのベルロオジエのコース
ベルロオジエのコースは、ガストロノミー中華らしくベルロオジエが解釈した中華が出てきて面白かったです。
そして、どのお皿もしっかり美味しい。
フレンチのようで中華でもあって、不思議な世界観にみなさんハマるのかも。
見た目でも楽しめて、舌でも楽しめて、前頭葉が活性化したような気がします笑。
ただ、どのお皿も見た目以上にボリュームがあるので小食な人は7,000円のコースでもきついかも。
私たちの後に来ていたご夫婦も、最後は悲鳴のような声をあげていました笑。
品数を減らしてくれれば、もっと気軽に行けるんだけどな~。
季節ごとに提供されるお皿が変わるらしいので、また行きたいです。
今度は、前日からご飯を抜いていかなきゃ!
ごちそうさまでした♡