前回の記事で、アジア投資する際の投資信託とETFの違いについて私なりの判断を下しました。
これー!↓
今回は、具体的にどのような商品で悩んだのか、どうやって決めたのかをお伝えします(主に夫への説明)
基本はアジアへの投資がしたいという希望です。しかも東アジアと東南アジア両方ね。しかし、ドンピシャな商品は見つからなかったので、主に東アジアへの投資額が大きいJPM-JPMアジア株・アクティブ・オープンに投資することに決めました。
Contents
アジアに投資するために投資信託を再開
結果的に投資信託を再開したけど、信託報酬が安いETFで投資したかったのが本音。
ETFでアジア投資の希望するものがなかったため、投資信託再開です~。いや、本気で探せばあるのかもしれない。でもSBI証券にはなかったと思う~(適当)
しかも、SBIでETFを探すと、商品検索→商品をWEBで検索→吟味→再度検索(以下永遠ループ)…なんですよね。正直面倒くさい。
投資信託は、商品検索→そのまま目論見書で検討→再度検索…とSBIのページで全てが完結するのでラクなの。。
実は、去年まで投資信託で、先進国株への投資・アジアへの投資・インド(+他の国)への投資の3種類を運用していました。
去年は経済がイケイケだったため、どれもプラスで終えられたのは良い思い出。
というわけで!私が見繕ってきたのはこちら。一応候補の中にはETFも含めたよ。
- VWO(ETF)
- T&D-ベトナム・ASEAN・バランスファンド
- JPM-JPMアジア株・アクティブ・オープン
3つの候補の中から1つの商品に投資することにしました。
とりあえず、候補になった理由から見ていきましょう。
候補1.VWO(バンガード FTSEエマージングマーケッツETF)
みんな大好き!手数料爆安で有名なバンガード社のETFです。
このETFはアジアに特化したものではなく、新興国株式に投資するもの。しかし、投資先の半分近くが台湾&中国(次いでインド)なのでほぼほぼアジアっていうね。というわけで、候補に上がりました。(ETFで新興国まで手を広げて探したところを褒めて欲しい)
しかし、ブラジルやロシア、南アフリカも投資先なんですよね。BRICsなんてもてはやされた時期もありましたが、実際勢いがあったのって中国くらいしかないという現実。インドもすごい勢いで都市化が進んでたけど、今後はどうかな~少々難しそうではあります。
VWOのトータルリターンはこんな感じです。
この商品の設定日は2005年です。けっこう辛抱が必要かもしれませんね。死ぬまで積み立てる気合がないと、下手したらマイナスの可能性も出てきます。
しかし、手数料が安いのは魅力的…。経費率0.1%で運用できちゃいます。
とはいえ、想像以上に以上に伸びていないのでパスかなぁ。乱高下しながらも伸びていくんだろうけど。そしてやはり私はアジアに投資がしたい。
候補2.T&D-ベトナム・ASEAN・バランスファンド(愛称:V-Plus)
T&D-ベトナム・ASEAN・バランスファンドは、経済成長を続けているベトナム株式、経済規模が拡大しているASEAN地域の債券を投資対象にしています。
この投信、ちょっと手数料がお高いのよ。信託報酬 (税込)/年が1.98%・信託財産留保額が0.5%なんですよね~。たかーい。
なぜ、手数料が高いのにこの投信が気になるのかと言うと、ASEANとベトナムに投資する商品が他に見つからなかったから。
ベトナム、個人的にアツい国だと思うのですが他の国と抱き合わせの商品って少ないんですよね。あと、東南アジアが成長する期待も込めて。この投信はベトナム株式+ASEAN債券なので、私の希望する商品に合致していたんです。
上位組入銘柄はこんな感じ。
ほとんどがベトナムの企業ですね。ビナミルク買ってみたかったの。金融・不動産が多いのは、新興国だとしょうがないけど、不況をもろに受けそうね。でも、他のベトナムオンリーの商品よりは、金融・不動産の比率は低い気がする。
ベトナム・ASEAN・バランスファンドのトータルリターンはこのようになります。
設定年が2007年なので、比較的新しい投資信託です。トータルリターンはVWOに負けているのか…しかし個人的には、ベトナムもASEANも伸びると信じているので手を出したい。
分配金はこんな感じ。
年月日 | 分配金(1万口あたり) |
2019年8月 | 350円 |
2018年8月 | 550円 |
2020年はゼロかなぁ~。
この投信は、経済が上向きになったタイミングでガッと軍資金を投入して跳ね上がったタイミングでサッサと利確するのが賢そう。長期で取り組んだら手数料負けしそうです。
うーん。今回は長期用で探しているので、見送ります。
小話.ベトナム商品が少ない謎は外国人枠が原因
ちょっとここでティーブレイク。
なぜ、ベトナムを扱っている商品が少ないのか調べてみました。どうやら、ベトナム株式って外国人の参入を規制しているのが原因なようで。
ベトナム株式の外国人枠は49%で、しかもなかなか良い株は放出されないみたい。だから外国人に人気の株(成長が期待できる株)を手に入れられないファンドは総じて成績が悪くなってしまうという流れになっているようです。。
ベトナム株式は参入が厳しいので、ベトナムにこだわらずにアジア投資商品を探した方が良いですね。
候補3.JPM-JPMアジア株・アクティブ・オープン
JPM-JPMアジア株・アクティブ・オープンは、中国・韓国・台湾・シンガポール・タイ・マレーシアなどの国から株価が割安と判断される銘柄に投資する商品です。
ベトナム・ASEAN・バランスファンドは株式投資はベトナムオンリーなのに対して、アジア株・アクティブ・オープンは多くの国の株に投資しています。とはいえ、多数が東アジアの国なのが特徴です。
信託報酬は、1.683%!まーETFに比べたら高いけど許容範囲内かな。しかし、この投信のネガティブな部分は意外と騰落の幅が大きいこと。
ふり幅すごい笑。
これは、頻繁に投資状況を確認する人間は振り回されそう。
組入れ銘柄はこんな感じ。
主に東アジアが多いですね。上位10銘柄で、約6割を占めています。
しかも中国の割合多め。もし米中の貿易戦争が本格化したら、悲惨なことになりそうだな。でも、米国一極投資を避けたかったので中国に投資できるこの投信は私の希望に合っているのです。インドネシアの銀行が7位に食い込んでるのが面白い。
トータルリターンを見てみましょう。
設定来の数字がとんでもないことになっています。この商品は1998年に設定されたものなので、この約30年間で東アジアが急成長したのが分かりますね。多分東南アジアも続くと思うんですよ(まだ言ってる)今後、この商品が東アジア重視で今までのように成長するかと言われると、難しいと思います。東アジアの国は既に先進国の仲間入りしていると認識しているので…。まぁ安定感はあるかな。
分配金はこんな感じ。
年月日 | 分配金(1万口あたり) |
2019年11月 | 200円 |
2019年5月 | 300円 |
アジア株・アクティブ・オープンは、年に2回分配金があるようですね。
一見多いように見えますが、2018年は通して0円だった笑。まぁ年間収益率がマイナスだったからね。ちょいちょい年間収益率がマイナスになっているから、この投信はほったらかしにしておくのが良さそうです。
うーん。長期で運用するなら歴史があるJPMアジア株・アクティブ・オープンが私には向いていそう。
というわけで、JPMアジア株・アクティブ・オープンで積立投資を始めたいと思います。
専業主婦はアジアにアジア株・アクティブ・オープンで投資するよ!
アジアへの投資はアジア株・アクティブ・オープンで運用することにしました。
確実に不況の足音が近づいているので、少額で。そして気長にね。
とはいえ、VWOと上位の組入れ銘柄が被っているので、今後の成長に期待したい人はVWOの方がいいかも。私はアジアにこだわっちゃったから、このような結果になりましたが。あとやっぱり、ベトナムASEANが忘れられない…笑。まぁこれは、ベトナムASEANが台頭してきてから改めて他の商品がないか探してみるのも良いかもしれませんね。
というわけで、日本とアジア、アメリカへの投資という形が少しずつ形になってきています。
ヨーロッパは、なんかいつも混乱してるし…別にいいかな笑。