熱心な陸マイラーではない人って意外といるはず。
旅行好きゆえに中途半端にマイルがたまったけど使えない!という人もいるはず!
今回、我が家、JALマイルで往路を片道発券したあとに、復路をJMB片道運賃で発券しました。
JALはマイルで片道発券できるのです。もう片道はJMB片道航空券でちょっと安く発券することも可能なのです!
しかし繁忙期以外はJMB片道航空券は、高くつく場合が多いので気をつけてね(自戒)という話。
Contents
マイルが中途半端に余ったのでマイルで片道発券
前置きが長いので、JMB片道発券について知りたい方は目次で「往路はJALマイル復路はJMB片道発券」へ飛んでくださーい。
今回ちょっと失敗したので、忘備録代わりにブログに残しておきたいと思います。
今回我が家の希望と現状は以下のような感じでした。
- JALのマイルを使い切りたい
- マイルは片道分しか貯まっていない
- 5時間以上のフライトはレガシーキャリアで移動したい
- トランジットは最小限に
うーん。わがままですね。
一番優先したかったことはマイルを有効に使い切ることでした。
熱心な陸マイラーでないのでマイルが貯まらない
我が家は、旅行好きは皆持っていると言われている「spgアメックス」の会員です。しかし熱心な陸マイラーではないので、それ以外のクレカは所持しておりませんし、活動もしてません。
スタンスとしては「spgアメックス」の決済で貯まったポイントで少し豪華に旅行ができれば良いな♪という感じです。
もちろん、ポイントをマイルに移行することもできます。
しかし、高額決済が続かない限り、マイルにガンガン移動させるというのは無理な話なんですよね。
一度ポイントをJALに移行させて多少余っていたのですが、JALのマイルを貯め続けるという選択肢はありませんでした。
片道だけマイルを発券
JALのマイルを使い切るということが一番の条件なので、とりあえず往路をマイルで発券します。
ちなみにANAは国際線の特典航空券は、往復でないと取得できないようになっているんですよぉ。
だが、俺たちのJALは片道でも発券可能!
関西在住なので、関西の空港発の飛行機をJALのサイトで探します。
しかし、ちょうどいい時間、トランジットの便はマイルも跳ね上がるんですよね。
4番目の条件である、「トランジットは最小限」は泣く泣く諦めました。
結果、
- 関空→羽田(移動)成田→クアラルンプール
という鬼な旅程に笑。地方民つらい…
往路はJALマイル復路はJMB片道発券
JALは片道でも特典航空券が取得できるようになっていますが、もう片道の飛行機はどうするのか気になりますよね。
実は、片道の特典航空券を取得した人専用のJAL国際航空券を「JMB片道運賃」という特別運賃で発券しているのです。
大々的に掲載されていないので見逃しがちですが、特典航空券を取得するときに、下部にさらっと掲載されています。
価格帯は、東南アジアはこんな感じ↓
ハワイの運賃↓
閑散期の格安ツアーと比べたらずいぶん高いですが、繁忙期であれば若干安く感じられる価格設定です。
飛行機を使い時期によって、JMB片道航空券がお得になるかどうか変わってくるので、事前にスカイスキャナーで価格調査しておくことは必要ですな。
今回私たちは、事前に価格調査をしなかったために割高なJMB片道航空券を発券してしまいました。。
本気で安く旅行へいくならスカイスキャナーで調べるに限る!
JMB片道航空券の価格帯がなんとなく想像ついたところで、早速JMB片道航空券の発券方法を確認してみましょう。
JMB片道運賃を発券する連絡先
まずJMB片道航空券はJAL国際線特典航空券(片道)を発券した人専用に向けた、特別運賃での航空券です。
そして、ホームページ上からは申込不可です。JMB会員専用国際線予約/JMBセンターに電話をして申し込むことになります。
JMB会員専用国際線予約(日本地区会員専用)
(JMB提携航空会社国際線 特典航空券の申し込み)
- 年中無休 8:00~19:00
- 0570-025-103
- 03-5460-3737
年中無休なのは会社員にとってありがたい!
私たちは0570~の方に電話しましたが、すんなりと繋がりました。
JMB片道運賃のメリット・デメリット
JMB片道運賃を発券するにあたってのデメリットとメリットを挙げておきます。
デメリット
- 手数料がかかる
- 予約変更不可・取り消し手数料は高い!
メリット
- マイルで発券したチケットと同じエリアにおける逆向き区間で利用
- マイルは貯まる♪
- 国内乗り継ぎ一回までは表記価格に含まれる
詳しく見ていきましょう。
デメリット1 発行手数料がかかる
謎の発行手数料がかかります。
JALは基本的に、予約センターや空港での取り扱い手数料は有料 54,00円(税込)となります。
JMB片道航空券は予約センターでしか取り扱っていないので、申し込むと必然的に5,400円(税込)がかかってしまうのです…!
この代金はどうやってもかかってしまうので、諦めましょう。
しかも手数料は、搭乗者ごとにかかります。つまり4人家族なら5,400円×4人分の料金がかかってくるので注意が必要です。
人数が多ければ多いほど不利な航空券ですね。
デメリット2 予約変更不可・取り消し手数料は高い!
JMB片道航空券の使いづらさに拍車をかけているのが、この2点!!
- 予約変更不可なところ
- 取り消し手数料の高さ
取り消し手数料は、場所によって変わってきます。
日本-韓国
大人10,000円、小児7,500円
日本-グアム/東南アジア/南アジア亜大陸
大人20,000円、小児15,000円
日本-ハワイ/北米/ロシア/ヨーロッパ/オセアニア
大人30,000円、小児22,500円
取り消し手数料は、飛行距離が短ければ短いほど割高になっています。まぁでも万単位での取り消し手数料はキツい。
特に今回取得した航空券は、繁忙期に利用するわけではなかったので、マイルを発券したタイミングでJMB片道航空券を取得しなくてもよかったんですよね。
しかーし、お馬鹿な私たちは下記の一文で思考停止していたぁぁぁ!
JAL国際線特典航空券(片道)をお持ちの方のみご購入いただけます。もしくはJAL国際線特典航空券(片道)と同時にお申し込みください。
同時にって書いてあるけど、たぶん多少のタイムラグは認められているはず。
つまり、スカイスキャナーで安いチケットを調べてから、JMB片道航空券を発券するので間に合うということ。
うぅ。
「同時にお申し込みください」の文言で思考停止してしまった私たちは、そのまま自然な流れで予約センターに電話してしまったのでした。
はうぅぅ。
さ、気を取り直して、メリットを見ましょう。
メリット1 逆向き区間で利用可
JMB片道航空券を発券できるのは、マイルを発券したエリアと逆向き区間です。その「エリア」とは何を指しているのでしょうか。
下記のようにエリアごとに分かれており、価格が変わってきます。
エリアのアジア2を見てみると、東南アジアの地域でまとめられていることが分かります。
マイルで発券したエリア内から逆向き区間を「JMB片道航空券」で購入することが可能です。
つまり、往路はクアラルンプール行きで、復路はシンガポールから出国でも良いってこと。
これは、旅行の仕方によっては使いやすいなぁと思いました。
メリット2 マイルは貯まる
JMB片道運賃はマイルを貯めることができます。一番廉価なチケットだと料金の70%が積算されます。
微々たるものですが、マイルを貯めている身としては嬉しいポイントです。
マイラーだったら嬉しいかも。
私は年に数回しか使わないから、あまり意味はないのですが…。
メリット3 日本国内にて1回乗り継ぎ可能
国内の乗り継ぎも1回であればJMB片道航空券のエリア価格で発券可能です。地方民にはありがたいですね。
でも国内の乗り継ぎは1つの都市内での話なので、国内で移動して他の都市の空港で~ということは無理ですよ。
今回みたいに成田着→羽田発や、関空着→伊丹発とかはOK!
今回のJMB片道航空券はお得ではない
今回のクアラルンプール~伊丹間の飛行機代だけで支払う費用は一人当たり約60,000円弱です。
うーん。高い。
ここに+羽田・成田間の交通費も加算されると考えると、格安往復航空券の方が断然安いという現実。
念のためJALの格安往復券でググったら、ほんのり安かったです。
…ほんのりね。
クアラルンプール行きはANAの方が使いやすい
既に発行してしまったのですが、ちょっと他の航空会社の価格が気になって調べてしまいました(これ精神衛生上あまり良くない行為。)
ANAでググると羽田発着で、46,000円でチケットが発売されていました。
実はANAの方が国際線の羽田発着便が多いんですって。
今まで羽田・成田共にアクセスしやすい地域に住んでいたので、JAL・ANAの発着便数を特に気にしていませんでした。
しかし、国内乗り継ぎが必要な地域に住み始めたので、JALよりもANAを優先的に利用していくことになりそうです。
ちなみに国外のレガシーキャリアに目を向けると、キャセイなどでは約半額でした…がーん。
自戒まとめ
ANAでは往復でしかマイルで特典航空券を発券することができませんが、JALでは片道でも特典航空券を発券することが可能です。
さらにJMB片道航空券を利用すれば、市販のJALの航空券よりも若干安く手に入れることが可能になります。
しかしJALにこだわらないのであれば、必ず事前にスカイスキャナーで安いチケットを探すべし。
繁忙期以外は安いチケットが出てくるので、安易にJMB片道航空券に飛びつかない!鉄則!
ただ、繁忙期には奥の手として使えそうな技なので、今回JMB片道航空券というものがあると知れたのは良かったです(負け惜しみ)
これから毎日スカイスキャナーチェックします。。キャンセル料込でも安いチケット見つけたら乗り換えよう。
前回のスリランカ航空のドタバタに引き続き、またもやエアーチケットで高い勉強代を支払ったのでした。。
とほほ。