せっかく栃木まで足を延ばしたのだから、周辺も観光したい!!ということで、あしかがフラワーパークのついでに足利学校へ行ってきました。
一駅で着くので、その時の気分次第で行くか行かないか決められるのも良かったです。
私たちも「時間が余りそうだし行くか~」と緩いノリで行ってきました。
事前に建物の情報や見ておくべきポイントを把握していなくても、解説が充実していたので楽しめましたよ♡
お寺巡りや歴史好きな人ならけっこう楽しめるはず。
あしかがフラワーパークとセットで行くならおすすめの観光スポットです。
Contents
両毛線足利駅の様子と足利学校までの道のり
両毛線あしかがフラワーパーク駅から足利駅までは一駅で着きます。
電車の速度はのんびりとしており、THEローカル線です。
足利駅へ降り立ってみると、観光業を盛り立てようとしているのか、改札口付近に様々なパンフレットが設置されていました。
足利駅から主要観光地への地図もあったので、スマホの充電を減らしたくない人はぜひ。(もちろん、私たちもパンフレットの地図を頼りに移動しましたよん)
両毛線足利駅から足利学校まで徒歩8分
駅から足利学校までは、ダラダラ喋りながら歩いて10分弱です。
途中に美味しそうな食事処があれば寄りたかったのですが、そもそもお店の数が少ないのと、ピンとくるお店が無くスルー。
交通量がそこそこある道路にありがちな殺風景な景色が続いたので、観光地を散歩するつもりで来るとガッカリするかもしれません。
とはいえ、喋っていればあっという間なので苦にならなかったです。
足利学校の近くになると「あと〇メートル」と看板が出ており、地図&看板で簡単にたどり着きました。
足利学校の料金・見学のコツ
足利学校の見学料金は以下の通りです。
- 大人…420円
- 高校生…220円
建物を綺麗に維持していくには、まぁ妥当なお値段でしょう。
見学前にロッカーに荷物を置くのがおすすめ
ロッカーに荷物を置いて、身軽な状態で見学するのがおすすめです。
見学料を支払ったところの左隣に、ロッカーとビデオ解説を見れるスペースがあります。
ロッカーの使用料は預けるときに100円投入するけど、返却されるので実質無料。
荷物を預けたら、ビデオ解説で学習しつつ足を休めましょう~!
知識のある人以外は、ビデオ解説を見ずに見学してもつまらないと思います。
足利学校の見どころ
足利学校の見どころを紹介していくよ~!!
3つの門が有名
足利学校といえば3つの門が有名です。
一つ目は、足利学校の敷地に入る前に。
足利学校の敷地に入るときに目にする入徳門です。
二つ目は、この言葉。
学校門です。
この門をくぐると、さまざまな建物が見えてきます。
三つ目は、一瞬読めなかったこの言葉です。
杏壇門(きょうだんもん)です。
孔子が学問を説いた壇の周囲に杏 (あんず) の木があったことが由来だそうです。
この3つの門って足利学校を象徴するものなのかな?と勝手に思っているのですが、経緯の説明のみで言葉の意味の解説がなかったのが残念。
どの看板も、1668年徳川幕府第4代将軍家綱の時の創建ですって。
まぁ火災で焼失したりしているので、厳密には当時のものではありませんが、歴史を感じますね。
ザビエル・東郷平八郎など歴史上の人物が続々出てくる
足利学校って日本史で習ったような記憶はうっすらあるのですが、いかんせん印象が薄い(失礼)
印象が薄いのは私だけかもしれませんが、歴史のある施設なので、有名な歴史上の人物が足を運んだり言及したりしている資料があります。
たとえば、かの有名なザビエル。
「日本国中で最も大にして最も有名な坂東の大学」と評したようです。
黒船来航しただけでなく、内陸部もしっかり見学していたのですね←
東郷平八郎も足利学校に足を運び、樹木を植えています。
孔子祭のときに日露戦争の勝利を祝福して植樹したものらしいです。
ほかにも武田信玄が足利学校出身の軍師を重用したとか、有名な人物と足利学校にまつわるエピソードが知れるので、面白いです。
宥座の器(ゆうざのき)を体験できる
宥座の器(ゆうざのき)も実際に自分で水を汲んで体験できます。
宥座の器(ゆうざのき)とは、ツボを吊るしていると何も入っていないときは傾き、水の量がちょうど良いときは真っ直ぐに立ち、水を大量に入れると今度は逆にひっくり返ってしまいます。
このことから、何事も「ほどほど」つまり、孔子の説く「中庸」を伝えています。
写真は撮りませんでしたが、学校の出入り口と建物と庭が面しているところに宥座の器(ゆうざのき)がありました。
上記の写真の近くにあります。
まぁ、実際にやらなくても理屈はわかるんですけど、足利学校で挑戦することに意味があるので、見かけたらやってみてね。
みなさんツボがどうなるか分かっているせいか挑戦していませんでした笑。
そのなかでノリノリで水を汲む私。
藤と学校の風景も味わい深い
学校の前には藤の下で休めるスペースがあるのですが、ちょうど見頃を迎えていました。
あしかがフラワーパークだと見頃が終わっていた紫の藤が綺麗に満開だったので、藤の花と歴史的建造物の組み合わせを楽しむことができて良かったです。
茶色い足利学校が背景となり、青い空の下で紫の花びらが舞う様子を眺めている時間は本当に贅沢な時間でした。
ゴールデンウイークという気候の良い時期は歴史的建造物が映えますね。
建物の裏には歴代の当主?のお墓や、人気(ひとけ)のない建物の様子を見ることができます。
新緑とからぶき屋根のコントラストが良き。
衆寮(しゅりょう)とは今でいう学生寮のことで、中には寮の内部を再現した展示がなされています。
昔の人って正座してても苦じゃなかったのかしら?と頓珍漢なことを考えながら眺めていました笑。
足利学校からの帰りは東武伊勢崎線の足利市駅から
電車で帰るときは、Googleマップで足利学校から帰宅する方法を検索するのがおすすめです。
足利学校の近くに東武伊勢崎線があり、両毛線よりも電車の本数が多いので無駄な待ち時間を過ごさずに済みます。
何も知らない私たちは、何も考えずに両毛線の足利駅へ戻ったのですが、これが失敗でした~!
足利駅で電車を調べたら、当分電車が来ることはない&新幹線に乗ることを指示されたのです…!
さすがに2時間も電車を待つことは出来なかったので、Googleマップで現在地から自宅に帰る方法を検索すると東武伊勢崎線の足利市駅からも帰宅できるようです。
東武伊勢崎線も決して電車の本数が多いとは言えないので、迷子にならないように気を付けつつ、時間厳守で歩きます。笑。
このときも、駅でもらったパンフレットの地図が役に立ちました。
足利駅から足利市駅への道のり
足利駅から足利市駅へは、ちょっとした人気のない道を歩いたので、町並み見学という意味ではそこそこ面白かったです。
若者が廃墟を改装してオープンさせた美容室やタトゥーショップなどがある道を通り抜けました。
決して栄えているわけではないので、お店が立ち並んでいる町並みではありませんよ。念のため。
渡良瀬川を渡った先に足利市駅があります。
にしても、渡良瀬川はめちゃくちゃ大きいですね!
久々に大きな川を見た気がします。
というわけで、足利学校から自宅へ帰るときは、現在地から最適な帰宅方法を検索してから動き始めましょう笑。
足利学校は癒しの空間
気候の良いゴールデンウイーク中に行ったせいか、足利学校にある庭や樹木たちが生き生きとしていて、癒しの空間でした。
知的好奇心も満たされるし、期待していなかったわりに(!)面白かったです。
事前知識ゼロでも解説ビデオを見れば概要が分かるので、ビデオを見てから見学する流れをおすすめします。
周辺に良さげな飲食店を見つけられなかったことだけが残念。
飲食店は下調べが必要そうです。